重要文化財 【 住友活機園 (旧伊庭貞剛邸) 】 を見学させていただきました
2016-11-28
カテゴリ:国内出張
’明治後期の大邸宅の姿を完全に伝える稀有な例’として重要文化財に指定されている
住友二代総理事 伊庭貞剛旧邸 【住友活機園】 を見学させていただきました。
活機とは禅宗の思想で “俗世を離れながらも人情の機微に通じる” という意味を持つそうです。
100年以上の歴史を持つ木造建築でありながら、阪神大震災や数多くの災害などにも持ちこたえた、
洋館・和館からなる日本の近代化住宅を完全に伝える重要な建物。
その時代にこういった建物を建てることができるのかと、建主である伊庭氏の感性のすばらしさと
建築家の力量にただただ感嘆の声をあげるばかりでした。
そしてこちらの建物に使われている銘木のすごいこと…!
ふるえるほどに素晴らしい材を使っている一方で、端材で作ったかのかようなおもしろみのあるものがあったりと
遊び心のある空間構成も楽しく、
伊庭氏の人柄と高潔な意思が伝わってくるような なんとも幽寂閑雅な雰囲気が漂っていました。
普段は一般公開されず、年に一度の特別公開のみということですが、今回は内部まで見学させていただきました。
写真は外観のみですが、少しでも名建築をご案内できればと思います。
見学させていただきまして、誠にありがとうございました。
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